2020.2.9のMMXX@たまアリ公演を最後にライヴ参戦から遠のいていたこの1年10ヶ月。コロナ禍、なんて使いたくもない言葉が生まれても沢山の努力によってライヴは再開され、それは出産直後よりも遠い世界の出来事のように感じた事もあったけど、積み重ねられていく実績に後押しされ、やっと、やっと、あの空間へ戻る決意が出来ました。
1年と10ヶ月。
数字にしてみれば思いの外短いけど、一度手の届かない世界と認識した後の久しぶりのライヴは初めてそれを体験した時のような真っ新な気持ちで臨むほどに新鮮でした。実際入場時の検温消毒含め開演前の客席やロビーの静けさ、両隣の空席、霧散した歓声に代わるバットマラカスライト…
目に見える変化が山のようにあって、別世界のようでもあったけど、それでも変わらずにいてくれたのはステージ上のL'Arc〜en〜Cielでした。
彼らに救われるのは何度目だろうね。
「変わらず」と書いたけどそれは「存在」としての意で、ステージとしては何段階もアップグレードしていて、きっとそれは想像しきれないくらいの努力や好奇心で成り立つ物なんだろうな。
悔しいのは、この1年10ヶ月でライヴを現場で聴くための耳の機能というか感性が低下していたようで、シンプルに「音楽としてのL'Arc〜en〜Ciel」を掬い取るのがとても難しかった事。音が良いとか悪いとかフレーズのアレンジやバンドのグルーヴを感じるとか、そういうライヴの真髄を掴めなくて、終わってみれば目での記憶しか残っていない2日間でした。
…いや、過去の自分を過信しているのかもしれない。元々そんな所まで感性を育てられていたんだろうか。耳を育てられていただろうか。
記憶力だってそう。脳内再生出来る程強烈に耳に残ったフレーズに出逢えた事もあったけど、それは私がハイになって脳細胞が90%動いていたタイミングの出来事だったのかもしれない。
初日はアリーナBの8列目、2日目はアリーナCの18列目。
「1年10ヶ月ぶり」をぶつけられたその日の方がずっと近い上に出だしから下手寄り正面というtetsuyaファンとして最高のポジションだったので、こちらがまだ鎧を着けてもいないのにビュンビュン矢が飛んでくるような状況になってしまったのも敗因の1つだ。なす術もなく飛んでくる音に血の涙を流すばかりだった。
2日目も、少しはマシかと思いきや、鎧は着けたものの兜がまだじゃー!という状況で、特にFOREVERが、音源と全然違う!こっちの方がゴリゴリっぽくて好きそう!なのになんか音がギラギラしてて耳が受け止めきれない!という様相で、とても悲しかった。全ては私の問題。
それでもL'Arc〜en〜Cielが目の前に居て、格好良い可愛い綺麗男前素敵エグい面白い嬉しい楽しい大好き!!!な日常では1日で使い切れない感情をギュギュッと約2時間半で使い切れる内容であった事は私だって体感している。それで十分じゃないかな。だってこんなに心が満たされている。そしてまだツアーは続くんだ。
ライヴの感想はTwitterにて叫ばせていただいております。
自分用まとめhttps://t.co/6bgnpYbTpd
— 花子 (@yusuraume87) 2021年12月6日
自分用まとめ その2https://t.co/uOfSY7QDoY
— 花子 (@yusuraume87) 2021年12月6日
最後に備忘録として2日間のセットリストを。
12/4
1.get out from the shell
2.Caress of Venus
3.X X X
4.winter fall
5.flower
6.metropolis
7.DAYBREAK'S BELL
10.CHASE
11.花葬
12.EVERLASTING
15.HONEY
17.ミライ
18.FOREVER
19.As if in a dream
20.Link
21.虹
12/5
1.get out from the shell
2.Caress of Venus
3.The Fourth Avenue Cafe
4.winter fall
5.flower
6.X X X
7.DAYBREAK'S BELL
8.REVELATION
11.花葬
12.EVERLASTING
15.HONEY
17.ミライ
18.FOREVER
19.Blurry Eyes
21.あなた