L’ArCASINO tetsuyaベースピッキング&使用機リスト

このリストを作ろうと思った切っ掛けがL’ArCASINOだった、という事はMMXXの記事に書いたのですが、その後改めてL’ArCASINOを見てみると、本当に素晴らしいライヴだったな、直感的にピッキングが引っかかって大正解だったな、と改めて感じるくらい見応えのあるライヴ映像でしたね。一曲一曲に気を抜けないなんて、ライヴの現場ではあるけど映像でそこまで感じるのは珍しいんじゃないかな。

さてさて本題へ！

LIVE 2015 L’ArCASINO in 夢洲

ピッキングリスト

曲名ピッキング(使用機)

SEVENTH HEAVEN ダウン (ESP GLAMBELLYピンク)

Driver’s High ダウン (同上)

Pretty Girl ダウン (同上)

Blurry Eyes オルタネイト(同上)

flower ダウン (同上)

and She Said ダウン (同上)

ROUTE666 オルタネイト(同上)

HEAVEN'S DRIVE ダウン？(同上)

Wind of Gold 指(ZON Legacy Elite 519ピンク)

It’s the end ダウン (同上)

MY HEART DRAWS A DREAM ダウン (同上)

trick(GMW Randy Rhonda Polka Dot V)

REVELATION(たいこ)

CHASE ダウン(ZON Legacy Elite 519茶色)

XXX 指(ESP Prototype)

TRUST ダウン (ZON Legacy Elite 519茶色)

Wings Flap オルタネイト(ESP GLAMBELLYピンク)

Lies and Truth ダウン(同上)

Link ダウン (同上)

HONEY ダウン？(同上)

STAY AWAY ダウン (同上)

READY STEADY GO ダウン (同上)

Pieces ダウン (ZON Legacy Elite 519茶色)

Driver’s HighもPretty GirlもMMXXではオルタネイトだったので、L’ArCASINOのこの２曲は刻んでる感がめちゃくちゃよく見える。最近MMXX ばっか見てる子は聴き比べしてみるのもいいかもよ。

ダウンピッキングで個人的おススメであるflowerはベースのメロディが「刻む」という概念とは掛け離れているのが丸見えになるサンプルとして大変面白いかと。「タンタタンタタン」ってリズムに合わせて跳ねる右手がとても軽やかで、メロディの輪郭がハッキリと見えるの。歌メロと違って細かく聴くには熟練の技が必要じゃない？だから私みたいな万年素人にはとても有難い事なんですよね。

オルタネイトでおススメ、というか全部見て欲しいくらいなんですけど、

まず基本のBlurry Eyesでオルタネイトの軽やかさを感じた後、ROUTE666で体幹のしっかりした、楽曲の疾走感のエンジン部分をしっかりと遂行している音像をご確認ください。痺れます。

そして湖の底みたいな、ゆらぎのない深くて透明な水の中を気泡が上っていくようなダウンピッキングのベースの神髄のような音像のTRUSTの後にやってくるオルタネイトWings Flapのトレンディで色とりどりなベースとのギャップに身悶えして下さい。Wings Flapはピッキングしている指先まで奇麗です。

それとは別個に私が今更言う事でもないんですが、HEAVEN'S DRIVEは全編通じて耳から目からの情報だけでカッコいいからピッキングどうのって事は気にしなくていいと思います。だってもうハンマリング？プリング？え？もうピッキングって右手だけでしょ？でも左手でも弦引っ掻いて音出してるんでしょ？となると「リズムが見えます」とかそういう次元でのお話ではなくなっちゃう訳じゃない。なので、安心して口空けてベーシストに見惚れてください。

まあ、最後にやってくるPiecesの裏メロっぷりにときめいた後、花火と写真撮ろうとしてジャンプからの豪快なコケっぷりにキュンキュンして終わればいい。

（現場で見ていて怪我してないかめちゃくちゃ不安に思った瞬間でもありましたけど、平気だった事を念頭に置いて見ればただ真っ直ぐにキュンじれるでしょう）